弁護士になったらやりたいことについて


弁護士になったら、交通事故の被害者の方の手助けがしてみたいです。
交通事故を専門的に扱っている弁護士事務所の方が書いた本を読んで、交通事故被害者は保険会社のいいように扱われてしまっているということを知りました。
保険会社も会社ですので利益を上げることは必要とはですが、被害者の方への支払いを減らし少しでも自分の懐が痛まないようにするやり方には納得がいきません。
少しでも多くの交通事故被害者の方がきちんと補償を受けられる事を目指していけたらと思っています。


交通事故被害者側専門の弁護士という存在

交通事故で被害者側になると、いろいろと理不尽な出来事が待ち受けているようです。 事故直後から通院を続けていると、たいした怪我ではないのにそろそろ通院は終わりにしませんか、など言ってきたりするようです。

そもそも事故でひかれなければ、被害者はそんな痛み・苦しみ・仕事への影響は受けなかったのに、ひどい話だと思います。

後遺症が残った場合に、慰謝料や逸失利益をそれなりにもらわないと、その後のリハビリや家屋修繕の費用、痛み止めなどでかかる病院代も負担が大きすぎます。 しかし、現実は、後遺障害等級というものが認定されて、もしその等級が本来の後遺症の程度を反映しないもので認定されてしまった場合(最悪の場合、どの等級の認定も受けられなかった場合) 十分な賠償を受けることができません。しかし現実、そういう問題が起こっているようです。交通事故被害者を専門に事件を受けている弁護士のサイトによれば、 弁護士に依頼しなければ、加害者の保険会社も正当な示談交渉に応じないといいます。そもそも加害者が事故を起こさなければ、被害者はつらい怪我をせず後遺症に悩まされることもなかったことを思うと、 釈然としません。

しかし、現実として、弁護士が入れば被害者の救済に大きな貢献ができるのですから、私はその役にたつような、しっかりとした法的問題解決能力と人間力をつけた弁護士になりたいです。

弁護士法1条の宣言について

弁護士法1条は、「弁護士は、基本的人権を擁護し、社会正義を実現することを使命とする。」と宣言しています。 弁護士を目指す身として、心に響きます。共感します。 社会的正義の実現を達成するには、様々な障害と戦わなければ実現ができないと思います。 その実現を全身全霊で目指す、弁護士に私はなりたいです。

弁護士法1条の宣言を行動に移す

弁護士になったら、社会的正義の実現のために、時に強いものをくじくことも必要となると感じています。
それこそが私が弁護士バッジをつけることを目指す理由でもあります。
その点で、すでに実行に移されている弁護士たちもいらっしゃるので、目指す姿をそこにみます。

書籍:ブラック・トライアングル、虚像のトライアングル

弁護士法人の代表が著した「虚像のトライアングル」は、創業者の「ブラック・トライアングル」をさらに深めた本でした。
この本を読むとドキドキします。真実を述べているとはいえ、国・裁判所・保険会社といういわゆる強者を相手に、こんなことを書いて大丈夫なのか、と。
しかしこの精神こそが、弁護士法1条の気高い宣言なのだと思います。使命である社会的正義の実現のために必要であれば、強いものを挫き、弱きをたすける。
大変心を打つ書籍です。




弁護士人口増加による就職難

最近、弁護士人口の増加で司法修習生が就職難だと言われています。ロースクールができて、短期間で弁護士人口が増加したので当然の帰結に思います。でも、それは既存のレールに乗ろうとしているからそのレールが足りないだけとも思います。 弁護士バッジは、社会的正義の実現のために、必要な道・レールは自分で切り拓く精神をもった開拓者が身に付けるべきものなのではないかと考えています。 常識・慣習にとらわれず、己が信じる方法で、社会的正義を実現できる弁護士になりたいです。

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